低温溶融炉の試作機を九州に返しに行きました

行政から許可が降りるまでは運転を停止するように言い渡された試作機ですが
産業廃棄物のそばにおいている事自体が目障りなようで
早期に撤去を求められていました → 続き 読んでみる?

環境衛生課の事情聴取を受けました

二時十分から開始された事情聴取
結局三時間にわたってやりとりが行わFれました

環境衛生課の目的は使用している炉が焼却炉なのか溶融炉なのかという点と
テストに使用するために集めたゴミの山の取扱についてでした

結論から言ってしまうと
炉の種類に関しては現在調査中
ブログ上で低温焼却炉と表記してしまったことから環境衛生課の誤解を受けてしまいましたが
実際は300度程度の低温で特殊な酸化作用を利用して分解するので
焼却炉ではないというのがメーカー側の主張です

製造元の技術者が今中国に行っているので確かな説明と資料が用意できず
後日メーカーの技術者が環境衛生課に説明に出向くということになりました

もう一点のゴミに関しては
こちらがあくまでもテストの為に無料で引きとったものなので産業廃棄物にはならないだろうと思っていたのですが
製品がゴミに変わって時点で産業廃棄物扱いとなるらしく
この点に関しては無許可で産業廃棄物を取り扱ったということになってしまい
近日中に正規の方法で処分するように指導を受けました

今後の炉のテストに関しても
産業廃棄物を扱う以上、産廃業者でなくては処分はおろか引取も運搬もできないということで
今後どうするかに関しては今検討しているところです

炉が、焼却炉に分類されてしまうと燃焼温度の関係で今後は製品として取り扱うことはできそうもないので
今後のメーカーと行政の出す結論をまたなければなりません

炉が、溶融炉として認められFRPなどの処分に使用できるとしても
使用できるのは中間処理の資格を持つ産廃業者に限られてしまうので
今後は現在設置している場所での運転はできません

今後は産業廃棄物取扱業者の助けを借りてテストを継続できる方向で検討をしているところなので
炉の性能に冠する行政の判断は気になるところです