戦友が一人、戦線を離脱しました

以前に勤めていたボウリング場の支配人を長らく勤めていたKさんが退職しました
支配人とは名ばかりに、ほとんどすべての仕事を一人でこなし、ボールサンパールを支えてきた人です

 
私が退職してからは一度だけ置いてあった備品を引き取りに行っただけで、それ以外は一度も顔を出したことも連絡もしなかったのですが、二週間ほど前に彼女から連絡があり、退職するのでパソコンのアカウントを削除してほしいとの要望でした

日取りは最終日、出来るだけ遅い時間のほうがいいだろうと9時に訪問しました

一緒に仕事をしていた時には意見がぶつかることもありましたが、掛け値なしにお客様のことを第一に考えるサービス業の鑑とも言える人でした

いろいろと制約があり、厳しい状況の中で十年間このボウリング場を支え、沢山のアイデアを出して盛り上げてきた人でした

連絡こそとり合ったりはしませんでしたが、一緒に頑張った戦友だとずっと思っていましたので、最後に何かといろいろ考えたうえで、この人には花しかないだろうと、生まれて初めて花を買いました

やめても人生リタイヤってわけではなく、フラワーアレンジメントの教室に専念するそうで、今までボウリング場とそっちの両方を掛け持ちでやっていたようです

頑張り屋さんなので、かなり無理をして続けていたのだと思います

長い間、本当にお疲れ様でした

自分の本当にやりたいことをやっている人はカッコいいですよね

 

行ってみると平日なのに大盛況

近くにあったボウリング場が相次いで店を畳んでしまい、宇和島方面からのお客様も来るようになったからでしょう

私がやめた後のメカの人も、私以上にしっかりとしたメンテナンスをしているようで、機械も調子よく動いていました

Kさんが辞めたらどうなるのだろうといらぬ心配をしていましたが、若いスタッフも専任でいるようで心配は杞憂に終わりました

これでレーンさえもう少し良くなれば十分胸を張ってお客様を迎えられる施設となるのですが、そればっかりはどうしようもないようです

久しぶりに顔を出したので定例会の成績表を見てみると

気になっていたあの人も頑張っているようです

よくこのレーンでこのアベレージが保てるものです

いつまでも続いて欲しい施設の一つです

 



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