皆様に私の秘密をカミングアウトいたします

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今まで隠していたのですが…

実は私、爪水虫にやられているんです

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遡ること一年前

あるとき自分の右手中指を眺めてみると

こんなふうになっているではありませんか

ビックリです

あまり清潔とはいえない生活に
人差し指の怪我もあり
暫く風呂に入れない生活を送っていました
その結果だか何なのか
右手の中指だけが…

まるで、エッチな事をしてバチでもあたったかのようです

自己弁護しますが
決してエッチな事はしておりません
この十年以上…

なんの自慢にもならないどころか
わびしいだけですが

生活に取り敢えず支障はないのですが
手というのがどうしても気になり
治療することに決めました

いろいろ調べてみたのですが
どうやら病院で飲み薬を処方してもらえば治せるようです

水虫って今では不治の病ではなくなかったんですね

治療の秘密は抗真菌剤!
皆様もご存知のように、水虫とは白癬菌の繁殖した状態のことです
白癬菌とはカビの一種で、菌類に分類されます

菌類といえば目につくのはしいたけやきのこ
まあ、乱暴に言ってしまえば体に生えたきのこの仲間
ということになるでしょうか?

足や手に繁殖すれば水虫
頭のなかだと白雲
陰部であればいんきんタムシ
と呼ばれていますが、全て白癬菌の繁殖した状態を表したものです

この白癬菌の繁殖を抑えることが非常に難しかった理由の一つは
彼ら菌類が真菌という生物であることが原因でした

真菌というのはなかなか高度に進化した生物で
細胞核の構造が細菌などとはかなり違い
人を含む動物の細胞に近いことから
真菌に作用する薬は動物にも同様に作用することが多かったのです

それで、長らく白癬菌だけに作用する薬は作れなかったのですが
科学の発達はそれを可能にしてしまいました
現れたのが、抗真菌剤 というやつです

これを用いれば患部の白癬菌だけに選択的に作用を及ぼし
水虫その他は一発で撃退できると言うことなのです

今では市販の水虫治療薬にもこの成分が含まれ
かくして、手軽にだれでも水虫の治療ができるようになった
ということなのです

しかし、そこには例外もありました
問題の爪水虫です

この水虫は爪の内部に深く潜入して繁殖するタイプの水虫なので
薬を患部に十分に行き渡らせることが困難なので
これが、治療の大きな障害になっていました

そこで開発された方法が、内服薬による生体内部から患部への抗真菌剤の供給
という方法です

この方法では、直接患部に薬剤を塗布するのに比べ多くの抗真菌剤を必要とし
さらに長期間にわたって服用し続けなければなりません

それ故意志の処方箋が必要で
薬のほうも、一般には手に入れることが出来なくなっています

ですから、爪水虫の治療には現在のところ病院に通うしか方法がないようなのです

しかし、病院に通うとなると時間もお金も沢山かかります
しかも根治までは一年近くかかるようなのです

そこで、取り敢えず差し迫った不便はないのだから
試しに自分で直してみようと考えました

前にも書きましたが、爪水虫の治療に時間がかかるのは
爪の中の白癬菌に外部から薬剤が届かず
内服薬で内側から爪の中の白癬菌を攻撃するためのようです

最近の水虫の治療薬は本当に高性能で
爪水虫以外の水虫なら
ひと月も続ければほとんど完治してしまいます

恥ずかしながらこの私
この爪水虫が発覚した時に
同時に顔水虫にもかかっていました

顔水虫?
とお思いの方も多いかと思いますが
単純に顔が水虫になっていたのです

最初はそのことに気付かず
顎から首にかけて肌が荒れて汗をかくとヒリヒリする
という感じでした

かぶれか何かだと思っていた顔水虫

かぶれか何かだと思っていた顔水虫

職場の同僚がオイラックスという
かゆみかぶれ、虫さされに効く薬を分けてくれたのですが
全く効かず、塗れば塗るほど悪化して範囲が広がっていきました

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気がつくと左の頬が半分そんな状態で赤くなり
この時、真剣に色々と調べた結果
これは白雲と呼ばれる頭にできる水虫の一種が
顔にきたのかもしれないと思い
思うところがあって薬を買いに行きました

薬屋さんが強く進めるので
コンプラックEX という薬を購入しました
液体とクリームと二種類あったのですが
顔に塗るので簡単に延ばせるクリームを購入

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1週間もしないうちにかぶれのような状態は収まり
ひと月塗り続けた後は再発もしませんでした
実はこの時に体中のありとあらゆる白癬菌と思しき所に塗りまくり
気がつくと爪水虫を残してほぼ完治の状態となりました

子供の頃から付き合い続け
冬はこたつに入ると足が痒くなるので
寒いのが苦手にもかかわらずこたつが嫌い
という、アンビバレンツな嗜好を持っていましたが
それともお別れです

そうなるとついでに爪水虫も直してしまいたくなるのが人情です

一念発起
治療に取り掛かりました

作戦はこうです
内服薬が体の内側から抗真菌剤を患部に届けて治療するというのなら
物理的に爪のおくまで塗り薬を濡れれば同じ結果になるのではないか?
というのが私の考えでした

具体的には、薬剤の塗布が困難な部分の爪を強引に切り取り
薬剤を患部に十分塗れるようにしてみました

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人差し指は怪我です、爪が剥がれかけているだけで爪水虫ではありません

結果、約半年かけて毎日薬を塗り続け
ほぼ完治したかに見えました

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そして、安心して気が緩み
3日ほど薬を塗らなかったことがあるのですが
その三日間であっという間に逆転されて
一気に爪の奥まで患部は広がってしまったのです

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この時はもう、目の前が真っ暗になり
やっぱり、水虫は治らないんだ
と治療を諦めようかと思いましたが
後一ヶ月でも塗り続けていたらと
リベンジに取り掛かりました

その後は、一進一退
ちょっと油断すると恐ろしい速さで患部は広がり
一度広がった白癬菌の陣地は
爪の伸びる速さでしか取り返すことが出来ません

塗りやすかったクリームを継続して使っていることも良くないようでした

そこで一年経った今
方針を少し変更しました
薬をクリームから液に変え
毎日塗ることは同じですが
水を使ったりした後には必ずもう一度塗る
というのをするようにしました

結果はまだ途中ですが
かなり良いようです

液にしたおかげで
爪の間から簡単に奥まで浸透してくれて
使う量も少なくて良いので
気がついた時に何度でも塗布できます

もっと早く液薬に変更しておけばよかったと
悔やむことしきりです

ですが、状況が好転してきたことで
こちらも張り合いが出てきました

そこで、思い切ってこの場でカミングアウトして
結果を報告していこうと決めたのです

という訳で
週刊ねこニュース
週刊おたまじゃくし
に続き

週刊爪水虫を刊行することを決めました

乞うご期待!



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