土佐の不思議空間、かつおゲストハウスに泊まりました

最初の宿、かつおゲストハウスに到着です

今回の旅行は娘の企画
私は車を調達し、娘のお供をさせていただいているだけです

出来るだけ費用を切り詰めて、美味しいものを食べて
観光スポットを沢山回るのが目的のようです

宿泊施設に関しては「安い」が第一条件のようです

個人的にはそれなら車で寝ればいいのに
と思ってしまいますが
女の子のなのでそうも行かないのでしょう

ネット世代の彼女にはまず検索、そして比較
というわけで
こちらのお宿が引っかかったようです

女将は現在ワーキングホリデーとかで不在のよう
予約の受付はミナミちゃんがしてくれて
予定よりも早く着いてしまったもので
女将のお母さんが宿の説明をしてくれました

玄関前、駐輪場に隣接して「個室」があります
この個室とてもスペシャルな作りで
なんと屋根がスケルトン?

夏の昼間は暑そうですが
夜は夜露に濡れることなく月を眺めながら眠れる仕様となっています

この実用性を無視して夢を形にしたような意匠は建物の随所に見られます
まるでディズニーワールド土佐バージョンのようです

玄関を入ると

高知県の観光案内が所狭しと並んでいます

玄関からはキッチン、お風呂、トイレ、二階に上る階段
そして奥には宿泊客同士が交流を深めるであろう
くつろぎの空間が用意されています

今日は平日で他に宿泊客もいなかったことからこちらのスペースを利用させていただきました

お風呂はこちら階段の横にあります

お湯をひねるとリョーマがお湯を注いでくれます

二階へ上がると

一体どこまでこだわるつもりなんですか?
とまだ見ぬ女将に訊きたくなってしまう不思議空間が広がっています

神秘の空間かつおルーム
青い海の底にひきづりこまれてしまったようです

ベランダに出ると

なんと天井がこのように

アイデアもすごいですが
実際にこれを作ってしまった大工にこそ愛を感じてしまいます

そしてもう一つの部屋ゆずルームに

この扉をくぐってしまったらもう帰ってくることは出来ないかもしれません

世界中の遺跡を探検して
生き残ってきた私の本能が囁きます
いる!
この部屋にはコロポックルと呼ばれる
幻の妖精たちが今も生き残っている!

妖精たちの暮らしを守るために私も沈黙を守ります

そしてい最も神々に近い空間が

ここです
トビラを開けると

ふと見上げた天井にまでこの意匠

神様もきっとご満悦でしょう

階段には鳴子がいっぱい並んでいます
女将は客に何をさせようと目論んでいるのでしょうか?
謎は深まります

そして手すりにはかつおの頭が…

手にとって見ると被れるようになっています

その繊細で力強いラインは見るものを圧倒します
巧妙にして精緻
匠の技がふんだんに取り入れられた
工芸品の極みです

誰にも見つからないようにこっそりとかぶってみました

体の奥底から原始の力、母なる海の恵が湧き出してくるようです

今ならどんな敵を前にしても負ける気がしません

せっかくだから、ふすまの大作と共に写真になってみました

そんなかつおゲストハウス
少し分かり難い場所にあります

入り口には両脇に

と言った目印があるのですが
車で行くと目につく物がよく分かりません

南から北へ向かってどんつきの交差点なのですが
車で訪れる際はピンクのマンションを目印にすると分かりやすいでしょう

katuohouse

 
 
女将も来年4月には帰ってくるはずです(多分)
高知に来たなら宿代は度外視しても(破格の安さです)
一度は泊まっておきたいお宿です

HPは

http://katuo-gh.com/

です

 



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