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プレスベテリアン

プレスベテリアン、イギリスのたばこです
長老という意味らしく、その昔協会の集まりに一人ブレンドマニアがいたらしくこの方が会議の時に配っていたのが始まりのようです

このところ大陸側のヨーロッパ製品が多く続いていたので久しぶりのイギリスたばこ

早速開けてみます

なんとも無理矢理な内蓋がかぶさっています
そこをまた無理やり外すと…

今まで見たことのないタイプのパッケージング
でも考えてみると合理的です

どう考えても紙よりはビニールの方が水分量の管理には良いですからね

きっとこのブランド、この製品をほとんど手作りで量産しているのでしょう
あのダンたばこでさえ家内製手工業の域をあまり超えてはいないのですから
推して知るべしです

開けた瞬間に漂う仄かなラタキア臭にイギリスたばこらしさを感じます

ビニールの内側のタバコ葉はそれほど湿ってもおらずむしろ乾き気味
個人的にはこのくらいが丁度良いと思っているので、ビニールでのパッケージングといい好印象です

最初なので少なめに詰めて喫ってみます

着火直後こそラタキアが鼻の奥に突き抜けますが
暫くするとラタキアはおとなしくなり
優しい甘さとそれに寄り添うかのような酸味が抑えめながらしっかりと口の中で味わえます

イギリスたばこにありがちな変なクセのようなものが一切なく
最初のラタキア感以外はすべてがまろやか
以前に喫ったロバートルイスを彷彿とさせます

きっとこの味わいがイギリスたばこの真骨頂なのでしょう
以前に誰かが、バランスのとれたイギリスたばこが好き、と言っていましたが
その時はイギリスたばこにそんなのがあるの?と思っていました

全く無知ゆえの感想でした

イギリスたばこにラタキアが多用されるのは
その昔(百年以上も前の話ですが)イギリスではたばこに香料の使用が認められていなかったからだそうです

ヨーロッパが香料全盛だった頃に
それを使えないイギリスでは強烈な個性を持つラタキアを使わざるを得なかったわけです
そして長い歴史の中でこのような絶妙なブレンドを生み出してしまったのでしょう

逆境こそが新しいものを生み出す原動力となる良い例ではないでしょうか?

特筆すべきはその燃焼性と扱いやすさ
ベテランであれば一度火をつければ後は時々タンパーで抑えるだけで容易に最後まで喫切ってしまえるはず
私でさえ、なんの苦労もなく綺麗に全部灰にできてしまうのですから…

味わいだけでなく、喫い易さにも十分な配慮がされている本当に言いブレンドです
そして最後まで喫味が変わらない点も素晴らしい!

結構キツ目のボディーなので喫い過ぎると堪えますが
ついつい喫い過ぎてしまう味わいです

パイプたばこかくあるべし!

イギリスという国の奥の深さを魅せつけられた一品でした

 



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