ダーケストチョコレート、漆黒のチョコです

甘そうな名前に期待が膨らみます

封を開けても特別チョコレートの臭いはして来ません
扱いづらいので缶に移します

葉は厚めでまるで干しぶどうのような感じですが臭いはあっさりとして少し酸っぱい香りがします

見た目はかなり個性的
どんな味なのでしょうか？

早速喫ってみます

マクレーランドの製品なので水分量が多いかと思ったのですが、意外とそうでもない感じ
火付はよくすぐに少し香ばしいナッツのような風味が感じられます

しばらく喫ってから分かったのですが
同社の別銘柄、バージニアウッズ（だったと思います）にそっくりな味わい

同系列のブレンドなのでしょうか？

特徴のある味と香りで、以前なら気づかなかったと思うのですが
着香が施されているように感じました

どのへんがチョコレートなのかというと、ほとんど色だけ
喫えば喫う程バージニアウッズにそっくり
どこが違うのかわかりませんでしたが
これが、バルク物のバルク物たる所以でしょうか？

少し気を使わないと味が崩れる予感があり
丁寧に抑えた喫い方を心がけました

美味しいのですが、なんとも少し残念な感じ
このところ本当に美味しいと感じるブレンドに出会ってしまったせいで
素直に美味しいとは言い切れません

うまく説明できないのですが
例えるなら、ポンジュースを飲んだ後にクーのオレンジを飲んだような感じで
どうしても偽物感を感じてしまいます

クーのオレンジも美味しいし好きなのですが
それはポンジュースとは違うもの

素材の美味しさをそのまま出しているとは感じられない作られた感じがつきまといます

決して不味いたばこではないのですが…

昔、コックをやっていた時に
腕のいい調理師が何を食べても美味しいと思えず
何を食べても美味しいと言っている私を羨ましがったものですが
そんなもんでしょうか

舌が肥え本物が分かるようになってしまうと
偽物では我慢ができなくなり
相対的に不幸になってしまうというかそんな感じです

自分が違いの分かる大人になったとは思っていないのですが
あれほどいいブランドだと思っていたマクレーランドの製品に
不満を覚えるほどにいいものに出会ってしまっという事でしょうか？

ダーケストチョコレート、決して悪いたばこではありません