二階に上がる階段脇に生えているこの植物、夏になると階段を上がることができなくなるほどに茂ってしまいます
近所のおばちゃんいわく「ほっとくと家が壊れる」というほどの勢いで成長してしまいます
最初の内は根っこから切っていたのですが、切っても切っても生えてきます
そのうちに根負けしてしまい生えるに任せるようになりました
で、階段は夏の間は通行止めです
春なのに紅葉?
と思ってしまいますが、よく見ると植物は成長の著しい先端部分はどれも赤みがかっているものです
まるで花のように鮮やかな色合いです
ドイツの文豪ゲーテは著作家としての一面と、もう一つ学者としての一面も持っていました
彼の植物論によると、植物のすべての器官はすべて葉っぱがメタモルフォーゼしたものとのことで
よくよく見ていると確かにその通り
植物は葉っぱに始まって葉っぱに終わる葉っぱ生物のようです
このままでいてくれれば何の不満もないのですが、南国の気候はそれを許してくれません
きっと夏になる頃には二階に上がることが出来ない状態になることでしょう
家の周辺も春めいて、そこここで花が咲き始めています
コンクリートの僅かな隙間に根を下ろし、気が付くとこんなきれいな花を咲かせてくれました
植物恐るべし!
この逞しさにはあやかりたいものです