随分と前にシッポの残った緑色のカエルを見かけて
いったいどこから来たのだろう?
と疑問に思っていたのですが
なんと、その正体は池のおたまじゃくしでした
文章に書くと当たり前過ぎて
何がおかしいの?
と思ってしまいますが
何がって、あなたあまりにも姿かたちが違い過ぎるし
池のおたまじゃくしの大半は後ろ足が生えて来たばかり
前足さえ生えていないところに
殆どカエルの状態の個体がおたまじゃくしとは全然色違いにいたからです
てっきり、違う種類のカエルだと思ってしまうじゃありませんか
いえいえ、私が勝手に池のおたまじゃくしはグレーかブラウン系のカエルになると思い込んでいただけなのですがね
という訳で、良く池の中を覗いてみると
余り目に付かない底の方にいるわいるわカエル予備軍のおたまじゃくし達が…
調べてみると、二月ほどでカエルになるのは緑色のアマガエルで
他のは大体ひと夏から気の長いのになると冬を越して来年カエルになるのまでいるようです
ちなみに前足は、お腹の中で出来上がり
皮を破って出てくるそうです
道理で、途中経過がないわけだ
ウチの池にいるのがアマガエルで良かったです
秋までなんて待てません
早く砂を沢山入れて水草を栽培してメダカを飼うのが夢なのです
それにしてもなんと成長の個体差が激しいこと
まだ足どころか、大きさが全然変わらない小さな奴まで居ると言うのに
カエルの世界では、みんなで揃って一緒になんて考えは無いようです
きっとそれも彼らの生き残り戦略の一部なのでしょう
彼らの戦略は、できる限りのバリエーションでできる限りのやり方を試みる、です
一方がダメだった時、もう一方が生き残る
それこそが、生き延びるための唯一の方法だと知っているのでしょう
それに比べれば人間は…
学校教育は、生き延びる方法より、一歩間違えれば全滅の道を教えて来たように見えてなりません
いや〜、カエルって深いですね
まさか、池のおたまじゃくしにサバイバルを教わるとは思ってもみませんでした
ありがとうおたまじゃくし、ありがとうカエル君
君達の教えてくれた教訓はムダにしないよ!
という訳で、世間の風潮に逆らって真面目に働きもせず
今日も家でゴロゴロするヨシムラでした
かえるの世界、ふかいですな