明石から三十年前の憧れがやって来ました

明石からこの連休に一人でバイクに乗って訪ねてきた人がいました

訪ねてきたSくんは三十年前に長野県のスキー場でバイトをしていた時の知り合いです
ちょっと天然のSくんとは同じ関西圏に住む者同士という事でその後もちょくちょく会ってはいたのですが
仕事が忙しくなってから会うこともなく30年近くが経ちました

ネットを通じてその頃の友人が芋づる式に連絡を取り合い
二年前に何人かで海付き庭付き一戸建てに訪ねてきたことがありました
その時は指の怪我をしていたので十分なもてなしをすることができなかったのですが
先日の大阪訪問をきっかけに再度顔を合わせ
連休にこちらへ来ることになりました

二十代の前半は生活の大部分をバイクが占め
一時は10台近いバイクを所有していた私ですが
二十代の若造にそれだけのバイクを維持できるはずもなく
時が流れ今はバイクとはあまり縁のない生活をしています

そんな私のところに、三十年前そのままのバイクに乗って現れたのが彼

聞けば四台のバイクを所有し
そのどれもが当時の憧れだったモデルの数々
その内の一台で海付き庭付き一戸建てに訪れてくれました

前回来てくれた時は乗合わせの車で来て釣り三昧だったのですが
今回は一人でバイク
前回はできなかった当時の話を
自分では忘れてしまっていたことを含めて色々と話しました

二十代の頃の思い出なんて誰でも懐かしさとともに恥ずかしさを感じると思うのですが
私の場合は更にひどく
できれば思い出したくないことばかり

若気の至りとはいえ多くの人に迷惑をかけ
顔を合わせば謝らなくてならない人だらけ
この歳になってもその傾向はあまり変わっていませんが
少なくとも途中でブレーキを掛けることぐらいは出来るようになっています
ブレーキの壊れたバイクよろしく突っ込んでは事故るの繰り返しでした

CB750F ひねくれ者の私は憧れてはいても敢えて乗らず
スズキのマイナーなモデルを選んで乗り回し
半径30km圏内に自分より早く走れる奴はいないと思い込んでいたものです

もう思い出しても血が沸くようなことはありませんが
ちょっぴりほろ苦い思いとホントは乗ってみたかったんだよねと
素直に感じた一日でした

天気が悪く雨が止むのを待ってこの地を後にする彼の姿に
いつまでも乗り続けて欲しいと思った午前11時でした

 



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